こんにちは。ドットコムです。
「現地採用」ってネットで調べるとネガティブな情報が盛り沢山だけど、実際のところはどうなのかなぁ…?
現地採用検討しているけど、その前にメリット・デメリットを知りたい。
今回は、僕が現地採用でフィリピンで5年間働いていた経験から、現地採用のメリット・デメリットを解説したいと思います。
- 現地採用とは?
- 現地採用6つのメリット
- 現地採用3つのデメリット
- 現地採用を検討している人にメッセージ
- 新卒で日系の大手商社に2年半勤務
- 現地採用でフィリピンにある教育系ベンチャー企業に5年間勤務
現地採用とは?
はじめに、現地採用とは何か。
現地採用とは、海外現地の日系企業や外資系企業に直接雇用されることを言います。
一方、日本企業や外資系企業の日本法人に雇用され、会社辞令によって海外拠点に赴任することを駐在員と言います。
現地採用6つのメリット
続いて、僕が5年間現地採用として働いた経験から、現地採用のメリットを6つ紹介したいと思います。
- 海外就職の難易度が低い
- 働く環境を自分で選択できる
- 若くして海外経験を積める
- ワークライフバランスが取りやすい
- キャリアアップに繋がる
- 面白い奴がいる
それぞれ、1つづつ解説します。
メリット①:海外就職の難易度が低い
1つ目は、海外就職の難易度が低いことです。
駐在員の場合、何名もの社員の中から選抜される必要があり、それ相応の高い実績を積む必要がありますが、現地採用の場合、直接現地の企業に応募するので、言わば自分次第です。
もちろん、現地採用だからといって就職が簡単というわけではないですが、駐在員枠を獲得するよりかはハードルは低いかと思います。
メリット②:働く環境を自分で選択できる
2つ目は、働く環境を自分で選択できることです。
これは結構メリットでかい。
働く場所ってかなり自分自身の幸福度に直結しますもんね。
駐在員の場合、会社からの辞令になるので、自分で働く国を選択することはほぼ不可能ですし、そもそも自分が働きたい国に、その会社の現地法人があるとは限りません。
「来月からはお前アフリカな!よろしく頼んだ!」
こんなことだってありえちゃうのが駐在員です。
繰り返しになりますが、現地採用は直接現地の企業に応募するので、自分次第です。
メリット③:若くして海外経験を積める
3つ目は、若くして海外経験が積めることです。
駐在員の場合、ある程度の地位、専門スキル、英語力等が求められ、多くの会社のメンバーの中から選抜されてようやくたどり着ける、狭き門です。
一方、現地採用は少しの勇気と行動力で、若いうちに海外で市場価値を高められます。
メリット④:ワークライフバランスが取りやすい
4つ目は、ワークライフバランスが取りやすいことです。
あれだけ残業しているのは、日本くらいです…。
僕が住んでいたフィリピンでは、大半のローカルスタッフは定時に帰宅し、副業をしたり、家族・友人と過ごしたりと、仕事以外での自分の時間を大切にしていました。
日本人であっても、残業しなければいけないという意味不明な暗黙のルールは全くありません。
仕事がある平日でも、自分自身や家庭に時間が割けるのは、大きなメリットですね。
メリット⑤:キャリアアップに繋がる
5つ目は、キャリアアップに繋がることです。
これからさらにグローバル化が加速する中で、海外で働いていた経験は必ず活きてきます。
正直なところ、現地採用後の転職活動は難しいと言われており、実際に僕もそれは感じました。
ただ、しっかりとした実績を積んでいれば、採用形態なんて全く関係なく、海外で働いていた経験はかなり有利に働きます。
現地採用後、僕の転職活動を通してリアルに感じたことを下記にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
>>【体験談】現地採用から帰国した後の転職が難しい理由3選【解決法も】
メリット⑥:面白い奴がいる
6つ目は、面白い奴がいることです。
日本でのキャリアを捨て、多少のリスクを背負って海外に出てきた人は、独立精神があったり、チャレンジャーだったり、何かと面白く魅力に溢れて人が多いです。
僕自身、一生付き合いたい仲間にもたくさん出会うことができました。
現地採用を選択する人の特徴、また僕の身近にいた人の実例を下記にまとめているので、ぜひチェックしてください。
>>【現地採用やめとけ】そんなの無視!現地採用を実現した人の特徴3選【実例も】
現地採用3つのデメリット
続いて、現地採用のデメリットを3つ紹介したいと思います。
- 待遇が劣る
- 英語力が伸びないケースもある
- キャリアの限界を感じやすい
それぞれ、1つづつ解説します。
デメリット①:待遇が劣る
1つ目は、待遇が劣ることです。
現地採用は、その海外現地の給与水準で働くため、日本で働くのと比べ、給与は低くなってしまいがちです。
日本だけの給与だけではなく、海外勤務手当てがつく駐在員と比べると、尚更です。
僕の場合だと、フィリピン現地採用の給与は、日本で働く初任給くらいだったかなぁと思います。
デメリット②:英語力が伸びないケースもある
2つ目は、英語力が伸びないケースもあることです。
日本語をあまり必要としない業界もあり、長年海外にいても英語力がアップしないケースも多々あります。
- 例①:コールセンター
- 例②:日本食レストラン
- 例③:観光
とはいえ、海外で生活するので、英語力は必須。
相当意識が低くなければ、日常会話程度でしたら自然に身に付くはずです。
デメリット③:キャリアの限界を感じやすい
3つ目は、キャリアの限界を感じやすいことです。
現地採用でどれだけ結果を出しても、日本の企業では、「駐在員>現地採用」という考え方が一般的です。
また、そもそも海外で働くということに慣れず、周りの人が短期間で退職してしまうという人の移り変わりが激しいのも事実で、長く勤めていても、キャリアステップが見えづらい傾向にあります。
現地採用を検討している人にメッセージ
今回は、僕の経験を通して、現地採用のメリット・デメリットを挙げてみました。
現地採用のデメリットも挙げましたが、僕は現地採用で海外就職することに対して賛成派で、もっと現地採用という選択を取る人が増えたらいいなと思っています。
そもそも現地採用の人間が優秀であれば、大きなコストがかかってしまう駐在員は不要になります。
現地採用の人材だけで現地法人が回るように、現地採用を検討されている人は今のうちにスキルを高めておきましょう。
現地採用を悲惨な結果に終わらせない大切な心構えについて、下記にまとめているので、ぜひチェックしてください。
>>【後悔・悲惨・やめとけ】現地採用の検索候補がネガティブな3つの理由【大切な心構え】
今回は以上です。
本記事が、どこかの誰かに役に立てば、ハッピーです。
それでは、アディオス!