こんにちは。ドットコムです。
「リファラル採用」って最近よく耳にするけど、どんな採用なのか気になるな…。
リファラル採用を実際に体験した人のリアルな声も聞きたい。
今回は、リファラル採用のメリット・デメリットと、僕が実際にリファラル採用を活用して転職活動していた体験談を紹介したいと思います。
企業側の視点に立ったメリット・デメリットですが、もし今後リファラル採用を活用する場合、企業側の意図をしっかり理解しているか否かでは、結果も変わってくるはずです。
- リファラル採用とは?
- リファラル採用のメリット・デメリット
- 僕のリファラル採用の体験談
- リファラル採用を成功させる方法
- 新卒で日系の大手商社に2年半勤務
- 現地採用でフィリピンにある教育系ベンチャー企業に5年間勤務
- 帰国後、リファラル採用を活用して転職活動実施
リファラル採用とは?
はじめに、リファラル採用についてです。
リファラル採用とは、社員推薦・社員紹介制度とも呼ばれ、会社が従業員に知人を紹介してもらい、人材獲得につなげる近年多くの企業で検討、もしくは既に取り入れられている採用手段です。
会社によっては、知人を紹介してくれた従業員に対して、紹介料(数万〜数十万円)を支払うこともあります。
企業のリファラル採用の取組み
続いて、企業のリファラル採用の取り組みについてです。
社員の個人的なつながりを通して人材を紹介・推薦してもらう「リファラル採用」について、「導入している」企業は30.5%、「導入予定」は12.5%、「検討中」は22.6%と、65.6%の企業がリファラル採用に関心を持っていることがわかった。
出典:マイナビニュースから一部抜粋
多くの企業が、リファラル採用に関心を寄せていることが分かりますね。
3つのメリット
続いて、リファラル採用のメリットについてです。
- 低コストで人材を確保できる
- 採用のミスマッチが少ない
- 早期退職を防げる
それぞれ、1つづつ解説します。
メリット①:低コストで人材を確保できる
1つ目は、低コストで人材を確保できることです。
転職エージェントの場合、企業は一般的に採用した人の年収の30%を転職エージェントに支払う必要があります。
つまり、転職エージェント経由で採用した人の年収が500万円だった場合、150万円の採用コストが発生するということです。
それに比べ、リファラルを活用すれば、無料もしくは数万円〜数十万円で獲得可能です。
企業の人材確保が難しくなってきている中で、今後より注目されそうですね。
メリット②:採用のミスマッチが少ない
2つ目は、採用のミスマッチが少ないことです。
社内の内情を詳しく知っている人からの紹介のため、応募者は事前にリアルな情報を入手することが可能です。
また企業側からしても、応募者の性格や過去の実績も知れるため、会社に合う合わないの判断も、一般応募者に比べると判断しやすいというメリットがあります。
メリット③:早期退職を防げる
3つ目は、早期退職を防げることです。
企業からしたら、コストをかけて採用した人材が、早期で退職してしうほど困ることはありません。
知り合いからせっかく紹介してもらったということもあり、リファラル採用で入社した人は自然と退職しづらい心理が働きます。
3つのデメリット
続いて、リファラル採用のデメリットについてです。
- 紹介者がモチベーションを失くすケースがある
- 入社した人がモチベーションを失くすケースがある
- 緊張感が低下してしまう
それぞれ、1つづつ解説します。
デメリット①:紹介者がモチベーションを失くすケースがある
1つ目は、紹介者がモチベーションを失くすケースがあることです。
リファラル採用だからといって、必ずしも採用につながるというわけではありません。
応募した人が残念ながら不採用になってしまった場合、紹介者がショックを受け、会社に対して少なからず不信感を抱いてしまうケースもあるようです。
デメリット②:入社した人がモチベーションを失くすケースがある
2つ目は、入社した人がモチベーションを失くすケースがあることです。
紹介してくれた人が将来的に退職してしまった場合、紹介を受けて入社した人も自然と退職してしまう傾向が強いようです。
会社からしたら、一気に2人の退職者が出たらキツいですよね。
デメリット③:緊張感が低下してしまう
3つ目は、緊張感が低下してしまうことです。
勤めている会社がベンチャー企業で、積極的にリファラル採用を推進していたらどうでしょうか。
社内のメンバーが仲の良い知人で溢れてしまい、緊張感が欠如した組織になってしまうというリスクもあります。
僕のリファラル採用体験談
僕はフィリピンから帰国後、このリファラル採用を活用して転職活動をしました。
リファラル採用を取り入れている企業は、徐々に増えてきていますが、その中でも外資系コンサルティングファームのアクセンチュアが早くから取り入れており、リファラル専用の採用ページもあります。
実際に僕が選考に進んだ会社も、こちらのアクセンチュアでした。
リファラル採用と言いつつも、僕の結果は不採用でした…。必ずしも、採用されるわけではありません。
リファラル採用を活用したアクセンチュアの選考体験談は、下記にまとめているので、今後アクセンチュアの選考に進む方、もしくはリファラル採用を活用する方、ぜひ参考にしてください。
リファラル採用を成功させる方法
最後に、僕自身の経験を元に、リファラル採用を成功させる方法をお伝えします。
- 志望動機を明確にする
- スキルを身につける
転職活動する上で、いたって当たり前のことですが、ホントこれが大事です。
志望動機を明確にする
リファラル採用となると、志望動機が希薄になってしまいがちです。
リファラル採用に依存しただけの志望動機ではなく、その会社に入って自分が何がしたいのか、何で貢献できるのか、しっかり志望した理由を明確にしましょう。
僕がアクセンチュアで不採用になったのも、ここが大きかったかなと思っています。
スキルを身につける
リファラル採用は、社内のメンバーのネットワークを活用して、スキルの高い人材を低コストで採用するのが大きな目的です。
社内のメンバーと仲が良いという理由だけで採用されるというわけではなく、その会社にとって価値が無ければ不採用も全然あり得ます。
まずは今の仕事でしっかりとした実績を積み、且つ何かしらのスキルも身に付け、自分の市場価値を高める努力は常にしていきましょう。
今回は以上です。
本記事が、どこかの誰かに役に立てば、ハッピーです。
それでは、アディオス!