こんにちは。ドットコムです。
先日、海外就職についてこんなツイートをしました。
海外就職において英語力の必要性を心配する声も多いですが、決して英語力は絶対条件ではありません。もちろん、英語力があった方がベターではありますが。
事実、ツイートの通り、僕がフィリピンに勤めていた際、新しく入社するメンバーで英語力が高いなと感じた人は半分以下くらいだったかと思います。
めっちゃ偉そうですが…。
そんな僕も海外就職時に英語レベルが高かったのかといえば、決してそんなことはないです。ビギナーにうぶ毛が生えたくらいのレベルだったかと。
本記事では、英語力がなくても海外就職できる方法と、それに伴う注意点、また英語が話せるようになるちょっとしたコツを紹介したいと思います。
- サムライ英語とは?
- サムライ英語でも就職できる仕事
- 注意点:スキルが身につかない可能性もあり
- 英語が話せるようになる3つのステップ
- おすすめの英語学習法
- 新卒で日系の大手商社に2年半勤務
- 現地採用でフィリピンにある教育系ベンチャー企業に5年間勤務
結論:海外就職はサムライ英語でOKです
英語はあくまでもコミュニケーションのツールに過ぎず、身振り手振りで相手に伝わる英語力があれば問題ありません。
また、海外就職と言っても多種多様な選択肢があり、英語力をそこまで必要としない業界・職種はたくさんあります。
サムライ英語とは?
サムライ英語とは、発音や文法の間違いを気にせず、自分の知っている英語知識の範囲内で、堂々と英語を話すことを言います。
芸能人で言うと、「出川哲郎さん」みたいな。テレビで外国人にも怖じけることなく、英語で堂々とコミュニケーションを取ろうとしていますよね。
日本のサムライ魂があれば、どうにでもなる。そんな精神MAXで使用する英語です。
サムライ英語でも就職できる仕事
そもそもサムライ英語で海外就職なんてできないでしょ…。
そう思う方も多いかと思います。
ここで間違えないでほしいことは、どこの国にも就職できるというわけではないこと。
例えば、欧米への就職の場合、働く人にネイティブが多く、それなりの英語力が求められるため、サムライ英語では難易度が高いです。仮に奇跡的に就職できたとしても、入社後が悲惨な毎日かと。
僕がおすすめするのは、東南アジアでの就職です。
英語が公用語として頻繁に使用されている国も多く、日本から数時間で渡航できるため、近年東南アジアに進出する企業が年々増えてきています。
また日本をターゲットにしている企業が多いので、日本人採用の需要もたくさんあります。
例えば、こんな業界。
- IT業界
- コールセンター
- 語学学校
- 日本食レストラン
- 観光
東南アジアでの就職の方法として、僕は現地採用をおすすめしています。下記に現地採用を成功させる方法をまとめているので、ぜひチェックしてください。
>>【経験談】平凡サラリーマン生活からの脱却【リスクを取って現地採用】
注意点:スキルが身につかない可能性もあり
サムライ英語でも海外就職はできますが、注意は必要です。
英語力を必要としない求人の場合、誰がやってもできそうな仕事が多く、せっかく海外就職したのに専門スキルが身につかない可能性もあります。
大事なことは、海外就職をゴールとせず、継続的にコツコツ学ぶ努力をすることです。
せっかく英語に囲まれた環境で生活するのであれば、サムライ英語で就職できたからといってそこに満足することなく、英語力を伸ばす努力はしましょう。
サムライ英語を卒業することで、英語を使う新しい仕事に挑戦でき、その経験が次なる海外就職や、日本での転職に必ず活きてきます。
英語が話せるようになる3つのステップ
サムライ英語でも海外就職は可能ですが、就職の可能性を少しでも引き上げるためには、やはり事前に英語力があって損なことはないです。
下記に、英語が話せるようになる3つのステップを紹介します。
- 目的を明確にする
- 完璧主義を取っ払う
- 場数を踏む
ステップ①:目的を明確にする
あなたが英語を話せるようになりたい目的は何でしょうか?そこを明確にしましょう。
- 外国人の友人・彼氏/彼女を作りたい
- 将来ビジネスで使いたい
仮に上記のような目的の場合、ネイティブ英語を目指そうとする必要は全くありません。
実際、世界の英語人口は約17.5億人、そのうちネイティブは22%の3.9億人のみと言われています。逆に言うと、78%の13.6億人が僕ら日本人と同じノンネイティブなわけです。
上記の通り、英語話者でもノンネイティブと関わる可能性の方が圧倒的に高く、大切なのはネイティブ英語を話せるようになる事ではなく、自分自身の目的を達成することです。
そこを徹底的に意識しましょう。
ステップ②:完璧主義を取っ払う
日本人が英語をしゃべれないと言われている代表的な原因が、この完璧主義であることです。
日本の英語教育は、大学受験を合格するために作られたものなので、それを受けてきた日本人は自然と正確な英語、ネイティブな英語を使用することに無駄な意識を集中してしまう傾向にあります。
それが英語を話せなくなってしまっている大きな障壁になっています。
文法がめちゃくちゃでも、発音が少し違くても、意外と英語は通じるものです。間違えちゃいけないという無意味な意識は、すぐゴミ箱に捨てましょう。
ステップ③:場数を踏む
思い切って英語の環境に飛び込んで、英語を耳にする頻度を上げましょう。
サムライ英語でなんとか話すことができたとしても、相手が何を言っているかが全く理解できないのであれば、コミュニケーションにおいて論外です。
場数を踏んで、特にリスニング力を伸ばしましょう。
おすすめの英語学習法
おすすめの英語学習法として、自宅にいながら英語が学べるオンライン英会話スクールがあります。
場数を踏むために、外国人が出没しそうなバーやクラブに行って声をかけまくる方法もあるかと思いますが…シャイな日本人には少々ハードルが高いはず。
大手で有名なオンラインスクールは下記で、フィリピン人講師がメインです。
フィリピンでは、小学生から大学まで、授業は一貫して英語で実施されるため、しっかりと教育ステップを踏んできたフィリピン人は英語が非常に上手いです。
また、フィリピン人も過去に必死に英語を勉強してきているので、これから英語を勉強しようとしている人の気持ちを把握しやすく、仮に間違った英語でも汲み取って理解しようと心がけてくれます。
サムライ英語の方は、フィリピン人から英語を学んで、より高いのキャリアを目指しましょう。
まとめ:サムライ英語は素晴らしいけど努力は必要
堂々とサムライ英語を使用できる人は、将来的に英語が飛躍的に伸びるポテンシャルに溢れていると僕は思います。
海外就職も実現可能です。
ただ、サムライ英語で満足して努力を怠ってしまうと、海外就職できたとしても、海外就職の醍醐味を味わうことなく帰国するハメになります。
そんなのめっちゃもったいない。
なので、将来的に海外でのキャリアをのぞんでいるのであれば、コツコツ努力を継続し、いつかはサムライ英語を卒業しましょうね。
本記事が、どこかの誰かに役に立てば、ハッピーです。
それでは、アディオス!